煎茶のおすすめの飲み方のポイントを伝授

準備の時から工夫するのがおすすめ

煎茶のおすすめの飲み方は、まず準備するところから始めましょう。まずお茶を飲むにあたって欠かせないのは、茶葉と水です。茶葉の量をどのくらいにするかによって、味が変わってきます。好みで調整すればいいのですが、もし一人でお茶を飲みたいと思うのであれば、5gぐらいを目安にしてみるといいです。ふつうのお茶と比較すると少し多めという印象かもしれませんが、煎茶は濃いめにしたほうがおいしく飲めます。そして茶葉とともに欠かせないのがお水です。水は硬度の低い軟水を使うのがいいでしょう。ですから市販のミネラルウォーターを使うのはあまりおすすめできません。ミネラルウォーターは文字通りミネラルが含まれていて硬度が高いからです。硬水の場合お茶に含まれるカテキンやカフェインと反応する性質を持っています。このため、せっかくの香りが失われてしまいますし、味も淡白になってしまいます。
煎茶をおいしく飲みたいと思うのであれば、茶器にもこだわってみるのがおすすめです。「茶器なんて別にどれで飲んでも一緒ではないか?」このように思う人もいるかもしれません。しかし茶器を変えることで、お茶の味も変化します。煎茶を飲むのであれば、少し小ぶりの茶器に入れて飲むのがおすすめです。
またお茶を飲む際にはやっぱり熱めのお湯を使って飲むのがいいです。もし器の厚みがあまりなければ熱くて持ちにくくなり、どんどんぬるくなってしまいます。そこで少し厚みのある陶器の茶器を使って飲むのがおすすめです。そうすれば適度に熱が陶器に伝わって、手はほんのりと温かく、お茶はしっかり熱い状態で味を楽しめます。

お茶の入れ方はどのようにすればいい?

では具体的な煎茶の入れ方について紹介します。まずは急須を準備して、茶葉をその中に入れましょう。先ほど紹介した茶葉の目安量を参考にします。そしてそこにお湯を注いでいきます。沸騰させた鮮度の高いお湯を使うのがおいしい飲み方の基本です。
煎茶の場合、茶葉の中に含まれているうまみ成分を最大限に引き出し、渋みを抑えるのに適した温度は80度といわれています。ということは、沸騰したお湯をそのままダイレクトに急須の中に入れてしまうと、少し温度が高くなります。そこでお湯が沸騰したら、いったん湯飲みにお湯を移しましょう。その上で急須に入れる、湯冷ましをすることでおいしく飲めるはずです。急にお湯を注いだら、しばらくそのままの状態で放置します。だいたい目安として、30秒くらい蒸らしてから湯飲みにお茶を注ぐのがおすすめの飲み方です。もし複数の人で飲むのであれば、ムラをなくすために少しずつ均等に湯飲みに注いでいきましょう。こうすれば、どの湯飲みも均等な濃度でお茶の味を堪能できます。
ちなみに湯飲みに入れるときですが、まわし注ぎが基本になります。例えば3人でお茶を飲む場合には、A・B・Cの順番で注いでまだ急須の中にお茶が残っていれば、今度はC・B・Aの順番で注いでいきます。煎茶にはうまみが凝縮されています。ですから、最後の一滴までしっかり味が付いているので中身を残さないで飲んだほうがいいです。

二煎目と保存方法も覚えておこう

一煎目を入れて二煎目も楽しみたいと思う人も多いはずです。この場合一煎目を入れ終わったところで、急須のふたをとっておくのがポイントになります。一煎目は温度が80度くらいのお湯を入れて飲むのがおすすめと紹介しました。しかし二煎目はもう少し熱めのお湯を入れて飲んだほうがおいしく感じられます。というのも一煎目の状態で、茶葉に含まれる成分の70~80%がお湯に出てしまっているからです。効率的に残りの成分をお湯にしみ出させるためには、熱めのお湯のほうがいいからです。最初の時のようにいったん湯飲みを温めることによって湯冷ましするのではなく、ダイレクトに急須に入れるといいでしょう。
煎茶を一度にパッケージに入っているものすべて飲むのは不可能でしょう。そこでいつまでも鮮度の高い状態でキープするためには、保存方法にもこだわりたいところです。もし保管するのであれば、密封できる容器の中に茶葉を入れることです。空気に茶葉をできるだけ触れないようにして、プラス湿気のあまりないところで保管するのがおすすめです。使用する場合には、小出しにするのがおすすめです。
保管容器は暖房やコンロのような熱の集まりそうなところの近くに置くのはやめたほうがいいです。冷暗所で保存するのがおすすめです。中にはお茶を冷蔵庫の中に入れて保管したいと思う人もいるでしょう。冷蔵庫の中でもおすすめですが、そのままの状態で入れてしまうとほかの食べ物の匂いが茶葉に移ってしまう恐れがあります。お茶の香りを最大限に楽しみたければ、茶缶の中に入れて保管するのがおすすめです。これだけでも十分ですが、できるだけ臭いをシャットアウトしたければ、さらに茶缶をビニールテープで密封するとよりいつまでもお茶の香りを堪能できるでしょう。