ノンカフェインの玄米茶に見るカテキン含有量

玄米茶の配合について知る

お茶の生産地としても有名な静岡県の掛川市は、全国的にもガンで死亡する方の割合が非常に低く、また病気などで通院する高齢者の数も極端に低いことから、お茶を毎日飲んでいるために健康な身体作りができているのではないかと考えられています。掛川市は温暖な気候で水はけのよい大地に恵まれているので、江戸時代後期頃より開拓がすすめられてきた場所です。
お茶の種類はとても多く、一般的な緑茶や茶葉を長く蒸すことで栄養素が高まる深蒸し茶は病気になるのを防いでくれる効果が高いと言われています。番茶を強火で煎ることが特徴的なほうじ茶は、とても香ばしくてリラクゼーションに適しています。もち米が入ることで上質なコクと香りを楽しむことができるだけでなく、茶葉の量も抑えられるため、小さな子どもから高齢者の方でも安心して飲むことができるお茶です。
また、玄米茶も有名です。これは緑茶や番茶などの茶葉を加熱したところに、炒った玄米を加えたお茶のことを指しています。この玄米茶ですが、最近注目を集めています。テレビや雑誌などでも紹介される機会が増えてきていますが、何と言ってもカフェインの量を抑えることができるだけでなく、玄米から抽出されるビタミンの含有量が多いため健康や美容の面で着目されているのです。
カテキンの含有量は、緑茶や深蒸し茶などが高いことで知られていますが、玄米が加わることでそれ以上の効果があると考えられています。また、玄米の量と茶葉の量が同じくらいの割合で配合されることから、一般的な緑茶に比べるとカフェインの量が少なくなり、玄米の香ばしさが増して味わい深くなると言われています。

カテキンの含有量は減ってしまう

いま話題の玄米茶はなぜ身体に良いと考えられているのでしょうか。まず、お茶に含まれているタンニンは、抗酸化作用が強いことから、生活習慣病などの改善、胃腸などの殺菌効果が期待できます。善玉菌を増やす力があることから、脂肪燃焼にも効果を現わすとも言われています。しかし、収れん作用があるため頻繁に摂取することで便秘を起こす原因のひとつと言われ、古くから下痢止めの漢方にも用いられているのです。玄米茶は、煎茶と比べた場合に玄米を炒った分だけ苦みの成分であるタンニンは減少します。それを補うのが玄米が持つ豊富な栄養素です。代表的なビタミン以外にもリノール酸・ナイアシン・セレニウムが含まれていますが、中でも微量元素のセレニウムは、タンニンと同等のがん予防に有効と言われていることで注目を浴びるようになりました。
健康的にダイエットをしている方の中には、普段から玄米を食す習慣があるという方も多いのではないでしょうか。玄米はビタミンBが多く含まれているため、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を予防する効果があり、ダイエットには強い味方だと言われています。ビタミンの含有量が多い玄米を炒ってお茶と混ぜることで、カテキンの働きも加わり、免疫力が向上し、美容にも効果があるとされています。
しかし、玄米と合わさることで茶葉に含まれているカテキンの含有量は、一般的な緑茶に比べると少なくなってしまいます。抗酸化作用や殺菌作用などが軽減するのであれば、あえて飲むこともないのではないかと考える方も多いでしょう。しかしカテキンを含むタンニンが少なくなったとしても、玄米茶には多くの玄米が入っているため、ビタミンが豊富に含まれていることを忘れないよう気をつけなければなりません。特に女性にとって美肌効果を期待できるビタミンCは、玄米に含有量が多いことから、玄米茶を飲む方が増えているのです。

玄米と緑茶の力が合わさると

玄米茶は、炒った玄米と緑茶が1対1の割合で配合されている健康的なお茶です。緑茶に含まれている成分と玄米に含まれるビタミンなどが絶妙なバランスを保つことで、生活習慣病の改善やダイエット効果があるとして着目されています。
半分ずつの栄養素が入っているため、効果も半減するのではないかと心配される声もあります。しかし、茶葉のカテキン含有量が半減しているということは、その分のカフェインも半減しているということです。コーヒーなどに比べるとカフェインの量が多いことが特徴的な緑茶ですが、玄米茶になることで1杯あたりのカフェイン量が約半分に抑えられます。
カテキンの量が減少するものの、カフェイン量も少なくなるのであれば、時間を気にすることなくお茶を飲むことが可能になります。そのため、小さな子どもでもお茶を安心して飲ませることができます。また、カフェインを気にする必要がないため、多めに飲んでも安心です。
お茶には、栄養面だけでなく、摂取カロリーが高いものもあります。玉露や煎茶、抹茶においては少なからずカロリーがかかってしまうため、飲みすぎには注意も必要です。しかし、玄米茶や番茶であれば、カロリーを気にすることなく毎日飲むことも可能ほど健康的なお茶になります。
玄米の香ばしい香りを楽しめるだけでなく、ビタミンが豊富に含まれていることで脂肪を燃焼して疲労回復にも役立つ玄米茶は、生活習慣病を予防するうえでも欠かせないお茶だと言えるでしょう。