世界中から注目を集める抹茶の知って得する豆知識

多くの職人による技術が集結している抹茶、その作り方とは

日本では古くから馴染みのある抹茶ですが、どのように作られて、どのような効果があるのかを知っている方は少ないでしょう。そこで今回はできあがるまでの工程や効能、おいしい召し上がり方についてを分かりやすく紹介します。
抹茶の作り方は大きく分けて5つの作業に分類されます。1つ目の工程は、新芽が出てからの被覆作業です。お茶農家は新芽が出たら、直射日光を避け光合成の働きを抑えるためにコモやヨシズ、寒冷紗などをかけます。これは甘味と旨み成分が詰まった香り豊かなお茶にするためにとても重要な作業になります。2つ目の工程は、新芽の摘み取りです。日本全国で収穫時期は異なりますが、沖縄や九州地方では3月中旬、中部地方では5月中旬より摘み取りがスタートします。新芽の鮮やかな深い緑色の品質を劣化させないよう、お茶農家は細心の注意をはらって丁寧に摘み取ります。
3つ目の工程は、摘んですぐに行う蒸し作業です。これはお茶に含まれるビタミンCなどを分解する酸化酵素を抑制するために行います。色や香りの色味や風味を逃さないために、普通の煎茶よりも短い20秒ぐらいで蒸しあげます。4つ目の工程は、乾燥作業です。通常、玉露や煎茶は蒸してから揉んで乾燥作業に入りますが、抹茶は揉まずに乾燥作業に入ることが特徴です。茶葉の固まりができないよう、風の送り方を調整しながら、香りと甘味が豊かでコクのあるように乾燥させて仕上げていきます。そして最後の5つ目の工程は、石臼で挽き、粉にする作業です。細かい粉にすることで、なめらかでとろけるような味わいを生み出すことができます。
抹茶は、栽培から加工まで熟練した技術と知識を持った人たちにより丁寧に作られています。このような人々のおかげで上品な香りと鮮やかな深い緑色を楽しめ、そしてまろやかでコクのある旨みとすっきりした喉越しをじっくり味わうことができます。

美容と健康維持に効果的である優れた栄養素を含む抹茶

抹茶は今や海外のセレブが注目するほどの人気です。人気の理由は、その優れた栄養価です。ダイエットやアンチエイジングなどの健康と美容に効果がある栄養素が豊富に含まれています。
まずカテキンやタンニンなどダイエットに効果がある栄養素が豊富です。カテキンは脂肪の燃焼を促進し糖の分解を抑制するほか、血糖値やコレステロールを下げる働きがあります。タンニンは脂肪を分解する効果があります。欧米化が進んでいる現代の食生活は油分や糖分が多く、体に脂肪が溜まりやすいのが特徴です。そのためダイエット中にどうしても脂っこいものや甘い物を摂取したくなったときなどは、一緒に抹茶を飲み脂肪の吸収を抑えるようにしましょう。
またビタミン類と食物繊維、カフェインなど美容に効果がある栄養成分も多く含まれています。ビタミンCやビタミンE、ビタミンAは、肌荒れや肌のかさつきなどのトラブルを予防し免疫力を上げる効果があります。食物繊維は、腸の働きを活発にする働きがあるので便秘解消に効果があります。カフェインは利尿作用があるため、水分を排出してむくみをとる働きをします。透明感がありハリのある美しい肌を作り、体の内側から丈夫で健康な身体を保つためにも、日々の生活に抹茶を取り入れることが大切です。

ドリンクやお菓子、料理にも相性抜群!その楽しみ方

抹茶はドリンクとしてだけでなく和菓子や洋菓子、日々の料理にも活躍する万能な食材です。最後に定番ドリンクの作り方とおすすめのお菓子や料理を紹介します。
基本のドリンクの作り方は5つのポイントに注意をしましょう。まず抹茶は静電気でくっついてしまうことがあるので、淹れる前は茶こしなどでふるいます。2つ目に水は天然水や軟水などを使い、水道水の水を使う場合は一度煮立ててカルキ臭を飛ばします。3つ目に抹茶の量はお好みで2gから5gを使用します。薄いお茶が好みなら2g、濃いお茶が好みなら5g、冷茶なら2gほどが目安です。4つ目にお湯の量と温度は丁寧に計測をします。薄いお茶なら70㏄、濃いお茶なら40㏄の70℃から85℃のお湯が目安になります。冷茶は70㏄の冷水を準備します、5つ目はお茶の点て方です。様々な流儀がありますが基本はダマをなくすように、上下にカシャカシャと混ぜます。
抹茶はお菓子の世界でも活躍しています。定番のぜんざいやわらびもち、水まんじゅうや大福などの和菓子は幅広い年代層から親しまれています。最近では、抹茶を使ったクッキーやロールケーキの他、生チョコやバウムクーヘンなどの洋菓子も人気があります。その深いコクと香りを洋菓子に生かそうと、世界の有名パティシエが注目している食材の1つが抹茶です。
また塩を混ぜた抹茶塩は天ぷらのお供に最適なだけでなく、鯛めしや焼き鳥、ステーキなどの料理とも相性がぴったりです。また冷ややっこやパスタにかけるだけでもいつもと違った味わいと香りを楽しむことができます。このように抹茶は飲み物としてだけでなくスイーツや料理にも応用が利く食材です。