日本人の文化として根付いているお歳暮

お歳暮は何のためにあるのか

日本では独特の文化がいくつもあります。季節ごとにお祭りがあったり、夏と冬には今までお世話になった人に品を贈ったりする習慣があります。お中元とお歳暮です。
お中元は夏の暑い時期に、お世話になっている人に対して感謝の気持ちを込めて贈るものです。そして、お歳暮はお世話になった人に1年間の感謝の気持ちをこめて贈るものです。お中元とお歳暮ではお歳暮のほうを重要視する人もいます。さらに1年の締めくくりということもあり、より気合が入る贈り物でもあります。日本独自の文化で、どこの百貨店でも特設コーナーが出てくるくらいです。贈る相手もある程度決まっています。義理の両親やお世話になっている上司や先輩などに贈るのが一般的です。日頃から本当にお世話になっている人に贈るものがお中元やお歳暮です。お中元やお歳暮を贈る際はできるだけ相手が喜ぶものを贈ることが重要です。特に、食料品を送るケースが多いですが、そのほかでは、日常的に使う日用品や洗剤などが販売され、よく売れています。
ただ、贈る人を選ぶときにも注意が必要で、義理の両親に贈るのは一般的と言われていますが、それ以外でもいろいろと考えながら選ぶ必要があります。後でこの人に贈っていてこの人には贈ってなかったというようなことがないようにしなければいけません。また、贈る相手によっても贈る品物は変わってきます。相手の年齢が20代なのか30代なのか高齢なのかなどでも何を送るかを考えないといけませんし、贈る品物を変えなければいけません。そう考えると、どんなものを贈るかではなくどんな人に贈るかによっても変わってくるのではないでしょうか。そんなお歳暮ですが、贈るもののジャンルとしては、ある程度決まっていて、金額的なことも考えると、そこまでの高単価な商品を購入しないといけないと考える必要はありません。

お歳暮商品のいろいろ

ここで、お中元やお歳暮に贈る品物をどれにするかを決めることになります。ただ一度贈ると、その後は毎年贈るのが一般的です。毎年贈る品物になるので、できれば、相手が欲しがっているものを贈ることができるといいでしょう。できるだけ相手の年齢や家族構成などを考えて、相手が利用しやすい品物を贈る必要があります。そう考えると、日用品や食料品などを贈るのが定番になってきていますが、今度はどのような品物を贈ろうかと悩む際は、年齢や日ごろから好んでいるものを見てから決めていくのがよいでしょう。
例えば、年齢的に若い人であれば、ジュースやお菓子などを贈ると喜ばれそうですが、高齢な人には、お酒やお茶などが喜ばれそうです。そのお茶にもいろいろな種類のものがありますので、お茶を贈るときには、相手が味わったことがないようなお茶を贈るのも良いのではないでしょうか。茶葉の選択肢が増え、そのよさを味わってもらえれば贈るほうも贈ってよかったと思えるでしょう。種類をある程度知っておいたほうが後々お歳暮で日本茶を選んでから贈るときに、どれを贈ると喜ばれるのかがわかります。お茶は残らずに早くなくなるため香典返しによく贈られお歳暮には不向きとの意見もありますが、近年で上質なお茶を自分で買い飲む機会があまりないといった人も少なくないため、お歳暮で少し高いお茶を贈ると喜ばれるのではないでしょうか。

種類は重要です

そんなお茶ですが、大きく分けて煎茶・くき茶・あら茶の3つの種類があります。
まず、煎茶ですが、これは同じ茶葉でも葉っぱの部分だけを使ったもので、濃い緑色のお茶として飲むことになります。葉の種類や産地によって色合いや味がまったく変わってくるもので、どの煎茶も2つとして同じ味を出すものはありません。色だけではなくコクもあるので、実際にどのような茶葉を使うかでまったく違うものになります。
次にくき茶です。くき茶は名前の通り茶畑のくきの部分を使って作られたものです。茶葉とはまた違った味を楽しむことができます。アミノ酸や体に良い成分がたくさん含まれており、甘み成分も豊富です。その上に後味がさっぱりとしていて、飲んだあとはすっきりとした喉越しを感じることができます。
最後にあら茶です。あら茶は葉茶やくき茶などお茶のすべての部分を使って作られたものです。芽・葉・茎・粉とすべての部位を使って混ぜ合わせて作られた物にお湯や水をいれて飲むことができます。そのため、うま味成分であるアミノ酸味を含んでいて、飲みやすく飲んだ後のあっさり感も感じることができます。長寿の街で有名な掛川でもよく飲まれている茶葉で、どれだけ健康に良いのかがわかります。最近の若者はお茶をあまり飲まなくなっているようですが、お茶には栄養素や健康に良い成分が含まれているので、ぜひそのよさを知ってもらいたいと思います。お茶を飲む楽しみを知ってもらうには、若い人にお歳暮としてお茶を贈るのもいいかもしれません。